2003年しっぽのおしゃべり

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くつ

ニューヨークでは少しでも雪が降ると街中に塩をまきます。
氷で滑って転んで市を訴える人が絶えないからです。
この市の配慮は犬にとっては大迷惑。
大量の塩で犬の足の裏がただれてしまうことがあるからです。
そこでニューヨークの犬の多くは冬用のくつを持っています。
ハリーもくつをはいてみましたがどうにもうまく歩けません。
仕方がないので散歩から帰ったら念入りに足を洗うことにします。

セーター

ニューヨークの冬はとても寒くなります。
家の前のハドソン川は凍って北風がびゅんびゅん吹き付けます。
ハリーのセーターを探しにマンハッタン中のお店を回りましたが
ちょうど良いサイズのものが見つかりません。
そこでハリーはセーターを編んでもらうことにしました。
サイズがぴったりだと動きやすいのが嬉しいです。
(参照:簡単!犬用手編みのセーター)

健康チェック

ハリーは体の隅々を触られるのが好きではありませんでした。
爪切りや歯磨きをしようとすると家中を逃げ回りました。
そこで爪切りと歯磨きの後には必ずご褒美を与えるようにしたら
まあ単純!3か月ほどかかりましたが大好きな日課となりました。
週に1回は耳掃除もします。
ご褒美のおかげでハリーは耳掃除も大好き。
綿棒を見ただけで飛び上がって喜んで横向きに寝て待ちます。
今ではじっと動かないで体中をチェックさせてくれます。

特等席

ハリーが好きな場所は家族の足の間。
暖かくてとても居心地がいいのです。
ハリーはそこにすっぽり収まります。
気持ち良さそうに寝ているとこをにカメラを向けたら
「何を見てるの?」って起きてしまいました。
でもすぐにまた深い眠りに落ちていくのでした。

ドライヤードッグ

お風呂の後、ハリーは必ず大きなタオルをおねだりします。
タオルを床に広げてあげると自分で体を拭き始めます。
まずは顔をよくこすりつけてふきます。
それからコロンコロン転がりながら背中をふきます。
タオルが丸まると足を使って上手に広げてまた再開。
あまりに速く動くので写真に撮るとこのとおり。
完璧に乾くまで何度も繰り返します。
ハリーはドライヤーのいらない便利な犬です。

安全地帯

ベッドの下はハリーの安全地帯。
大好きなおもちゃをくわえると一目散にベッドの下へ。
ハリーはかくれんぼをしているわけではありません。
誰か追いかけて来てくれないか待っているのです。
しかし、この家には暗黙の了解があります。
ハリーがベッドの下にいる時は追いかけてはいけないと。
ハリーは遊びを続けたいなら自分から出てこなければなりません。
それでベッドの下で満足するまでおもちゃを噛むと
ハリーはひょっこり顔を出してきます。

ハウス

ハリーのハウスは大きな黒いシェルパバッグ。
このかばんを初めて見た時ハリーは中に入るのが怖かったので
レバー味のビスケットを中にばらまいてみました。
少し迷っていたけれど勇気を出して中にはいってみたら
「こんなに簡単にビスケットが貰えるなんて最高の場所だ!」
と理解したらしく、今度は全然出てこなくなってしまいました。
ハリーは毎晩このかばんの中で寝ています。
電車や飛行機に乗る時もこの大好きなかばんの中なので安心です。
シェルパバッグの製品情報はこちら。

しっぽ

ハリーのしっぽは感情のバロメーター。
道で犬に出会うとしっぽの先は真上のお空。(100%嬉しい)
公園でリスを見かけると反り返って自分の頭。(120%嬉しい)
雨の日のお散歩では水平に真後ろ。(50%嬉しい)
雷が鳴るとお尻の穴を塞ぐように地面。(0%嬉しい)
言葉は話せないけれどしっぽで色々なことを伝えます。

トイレの訓練

初めハリーはどこでおっしこをすればよいのか分かりませんでした。
3時間以上おしっこを我慢することもできませんでした。
そこで3時間おきにお外へおしっこに出ることにしました。
毎日7時、10時、13時、16時、19時、22時、1時、4時。
雨の日も風の日も雷の日も1日も休まず3週間続けました。
ハリーはお外でおしっこできると褒められてトリートをもらいました。
家の中でしてしまうと叱られませんでしたが何ももらえませんでした。
するとお外に出してもらうまでおしっこを我慢するようになりました。
3か月後、ハリーは1日4回お外に出ればよいようになりました。
そして今では1日2−3回お外に出るだけで大丈夫です。

ドロップ

シット、ダウン、ステイ、カムは1週間で出来るようになったのに
ドロップ(出せ)を覚えるのにはちょっと時間がかかりました。
ハリーはおもちゃで遊ぶだけで褒められておやつを貰っていたため
一度くわえたおもちゃは絶対放さないようになってしまったのです。
この時、おもちゃ以外の物を噛んでしまうことはなかったので
今度はおもちゃで遊んでいるときはご褒美をあげないことにしました。
「ドロップ」の命令でおもちゃを放したときだけご褒美をあげました。
すると1か月後には手の上に物を落としてくれるようになりました。

ステイ

ハリーはステイ(待て)の命令をよくききます。
ごはんの前は必ず背筋をぴーんと伸ばして座って待ちます。
最初はごはんばかり見つめて待っていましたが、
今ではごはんをくれる人の顔を見つめて待つことができます。
「オーケー!」の合図でごはんを食べられます。
時々「オークラホマ!」「オーキナワ!」「オークランド!」
と意地悪な引っかけをしても大丈夫。
本当に「オーケー!」だったか慎重に考えてから動きます。

ハリーにロールオーバーを教える方法

1)ハリーを地面に伏せさせる。
2)右手にビスケット、左手にクリッカーを持つ。
3)ビスケットをハリーの鼻先につけ円を描くように回しながら横向きに転がるようしむける。
4)体の側面が地面についたらその勢いを消さないよう左手で手助けをしながら一回転させる。
5)回転して四つ足が全て地面の上に戻った瞬間にクリック。
6)ハリーがひとりで一回転できるようになるまで何度も繰り返す。
7)一方向ができるようになったら反対方向も練習。
注:「クリック」とはクリッカーを鳴らしてご褒美をあたえること。
クリッカーが初めての人はクリッカートレーニングのページへ。

赤いボール

赤いボールはハリーの一番お気に入りのおもちゃ。
中に鈴が入っているので転がるときれいな音がします。
このボールを投げると、ハリーは思いっきり走って追いかけ、
パクッとくわえると、すぐに戻って来て足下に落としてくれます。
公園では他の犬がハリーのボールをとろうとすることがあります。
でも心配はいりません。
ハリーは小さいけれどとても早く走れるので、
まだ一度もボールをとられてしまったことはありません。

誰がリーダー?

ハリーは家族のリーダーに君臨しようとは思いませんでした。
けれども最下位にいるのはプライドが許さないようでした。
新しい家に来てしばらくすると自信をつけてきたのか、
家族の中での自分の順位を試すようになってきました。
吠えてみたり噛むまねをしてみたり、いろいろ試しましたが、
誰に何をしてもお腹をひっくりかえされて叱られるので、
あきらめて一番下っぱに甘んじることにしたようです。

ジェントルリーダー

ハリーは細いけれど力持ちの犬です。家に来たばかりの頃は
お外に連れ出されると、大変な勢いでリードを引っ張りました。
そこで、ハリーはジェントルリーダーを買ってもらいました。
これは馬のくつわのように首と口のまわりにループがある首輪です。
ジェントルリーダーだとハリーは引っ張ることができません。
あごの下にリードが着くので引くと後ろを振り向いてしまうからです。
3週間ほどしたら、ハリーはリードを引くのをあきらめました。
ジェントルリーダーの製品情報はこちら。

笑った

犬も嬉しいと笑います。
最初、ハリーは全然笑いませんでした。
ハリーは人間の手が怖くてしょうがなかったので、
触ろうとするとしっぽを丸めて逃げていってしまいました。
悲しそうではなかったけれど、いつも不安そうな顔でした。
でも、1か月ほどすると少しずつ笑うようになりました。

ヒッピー

ハリーの毛は切らないとどんどん長くなります。
巷ではオースティンパワーズのお陰で60年代風が流行中。
ハリーも計らずしてヒッピールックの仲間入りです。
でも、ニューヨークの夏の熱さは半端ではありません。
日中の気温が40度近くまで上がることも度々です。
どこまで長くなるのか試してもみたかったのですが、
結局、熱さに負けてハリーもヘアカットをすることに。

こどもの歯

ハリーにはこどもの歯(犬歯)が2本だけ残っていました。
1本は知らないうちに抜け落ちてなくなってしまいました。
ハリーがあやまって飲み込んでしまったのかもしれなし
掃除機が吸い取ってしまったのかもしれません。
ある日、玄関マットの上に残りのもう1本の子供の歯を
見つけました。それを大事にハリーの枕の下に隠しておいたら
夜中にちゃんと歯の妖精(テュースフェアリー)がやってきて
歯の代わりにナイラボーンを置いてってくれました。
注:人間の子供の歯の代わりには銀貨を置いてってくれます。

なんでも噛んじゃう

新しい家でハリーがまず覚えなくてはならなかったこと。
それは噛んでもいいものと噛んではいけないもの。
ハリーはまず噛んでいいものを3つ与えられました。
ゴム製のカエルと赤いボール、それに綿製の骨型ロープ。
ハリーはおもちゃを噛むといっぱいご褒美をもらいましたが
ほかの物を噛むと「ああ!」と大きな声を出されて無視されました。
気を引くために人の足を噛むとお腹を上にされて叱られました。
しばらくすると、ハリーはおもちゃだけを噛むようになりました。

予防接種

犬には狂犬病の予防接種を受ける義務があります。
狂犬病は人に移ると死んでしまう怖い病気だからです。
それでハリーも勇気をだして予防接種に行きました。
ハリーが目の前のビスケットに気を取られている間に、
獣医さんはささっと手早く注射をしてくれました。
その日、ハリーは疲れて1日中眠ってしまいました。

初めてのピクニック

新しい家族にもらわれていったのはちょっと蒸し暑い夏の昼下がり。
ハリーはそのままセントラルパークへ連れて行ってもらいました。
途中、小さなペット用品店があったので、
首輪と綱、ブラシ、それから3つもおもちゃを買ってもらいました。
パークでは、ハリーは初めて見る芝生が怖くてなりませんでしたが、
しばらくすると芝生が気持ちいいことがわかりました。
そこでハリーは新しいブラシできれいにしてもらいました。

ホームレス犬

ハリーはかわいい子犬でしたが生後半年でホームレスの身に。
ハリーには、ちょっとした問題があったのです。
まず、なんでもかんでも噛んでしまうこと。
上品なアンティークソファの足はボロボロに。
それから、いつでもどこでもおしっこをしてしまうこと。
きれいなペルシャ絨毯は真っ黄色。
けれども3週間後、ハリーは新しい家族を見つけました。
しつけをちゃんとしてくれる家族に。
(写真:新しい家に来た日、ハリーのしっぽは下がったまま。)

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