日本犬聞録
2006年1月11日−3月7日

日本犬聞録準備編(ニューヨークから日本への検疫準備)はこちら

出発日、搭乗時間の3時間前にJFKに着きました。
エアラインカウンターでハリーのチケットを購入。
荷物を預けたら外へ散歩に出かけました。
成田までのフライトは14時間の長旅。
搭乗前にしっかり排泄を済ませました。
成田空港に到着したら一直線に動物検疫所へ。
獣医官が手際よく健康診断をしてくれました。
マイクロチップもちゃんと読めました。
ハリーの入国の資料はあらかじめ用意されていて、
検疫所についてから輸入証明を貰うまでの所要時間7分。
思ったよりもずっと早かったです。
東京の町中はにぎやかです。
でも早朝はこのように人影もまばら。
これは赤坂の一木通り。
狭い路地にたくさんのお店が並びます。
歩道がないので車に気をつけながら歩きます。
赤坂から皇居まで歩いてみました。
東京はどこも所狭しとビルが建ち並んでいる印象がありますが
東京の一番中心は広々としていて何もありません。
写真ではハリーの後ろに霞ヶ関の官庁街が見えます。
その向うにはどこまでも白い冬の空が続いています。
皇居に到着。
北の丸を散策しました。
カラスの大群がいて襲われないかちょっと心配になりました。
とても寒い日だったので他に訪れている人は誰もいませんでした。
でも巡回中のおまわりさんが大勢いるので安全です。
住宅街はまったく異なる雰囲気です。
柿が青い空に映えてきれいでした。
誰も柿を盗まないどころか
鳥さえもついばまないなんて
きっと渋柿にちがいありません。
電線が空に見えるのはマンハッタンには無い光景です。
今回、ハリーが日本へ行った最大の目的。
それはIFCS世界大会の日本代表選手に選ばれること。
ハリーは出場した全競技で優勝しました。
これで5月にオランダに行けることが決定。
日本代表チームのユニフォームが楽しみです。
富士山を見ずに日本へ行ったとは言えません。
ハリーもしっかり富士山を拝みに行きました。
その日は快晴で富士山がとてもきれいに見えました。
でも、強風のためハリーの目はつぶったまま。
ちゃんと富士山は見えたのかしら?
河口湖まで行くともっと近くに富士山が見えますが
ハリーは湖で泳ぐカモの方が気になって仕方がありません。
「ねえ、セントラルパークにいるのと同じ鳥だよ!」
ハリーはどこへ行ってもカモを見て興奮します。
でも黙って見つめるだけで追いかけたりはしません。
富士山まで遊びに行って気が抜けたところで事件発生。
ハリーが左前足に大けがをしてしまい
甲府の大きな動物病院で緊急手術となりました。
写真は事故から3週間後のもの。
肉球はきれいに再生しましたが、
爪はもう生えてこないと獣医さんに告げられました。
とても悲しかったです。
この事件の後、しばらく写真を撮るのを忘れていました。
ハリーが歩けるようになってきたところで
気を取り直して伊勢志摩まで行くことに。
ハリーは生まれて初めてフェリーで旅をしました。
左足が痛々しく持上げられていますが本犬はいたって幸せ。
この日、ハリーは3歳の誕生日を迎えました。
伊勢湾の目の覚めるような青い海に感動。
潮の香りの中、ハリーは短い散歩を楽しみました。
けがをしてから部屋の中で寝てばかりいたので
久しぶりの遠出に嬉しそうでした。
志摩では純和風の旅館に泊まりました。特に犬を歓迎
していると宣伝している宿ではありませんでしたが
ハリーは訓練されていて吠えないこと
とても清潔で家の中では排泄しないこと
布団や畳には絶対に上がらないことを告げると
快く泊まらせてもらえました。
人間が新鮮な魚介類をたらふく食べている間
ハリーは左上に見えるシェルパバッグの中で寝ていました。
仲居さんは食事を運んだり布団を敷いたりしてくれましたが
ハリーの存在に全く気づかなかったそうです。
伊勢神宮にもお参りにいってきました。
「ハリーのケガが早く治りますように」
家族みんなでお祈りしてきました。
ハリーもちゃんと橋の前で一礼してきました。
この2日後に無事にNYに戻ってきました。
ハリーの日本犬聞録、今回はこれでおしまいです。

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