IFCSアジリティ世界大会
(IFCSワールド・アジリティ・チャンピオンシップ)
2006年5月5日−7日
オランダ、オースターハウト

開会式
各国の選手団がアルファベット順に入場です。
ベルギーから始まって、カナダ、ドイツと続き
4番目が日本でした。
長旅のあとでハリーは疲れているようでしたが、
せっかくなので一緒に行進しました。
開会式の最後は各国選手との握手でしめます。
「グッドラック」と声をかけながら
全ての選手としっかり握手をしました。
勝っても負けても恨みっこなし。
みんなで大会を楽しみましょうというわけです。
1日目
快晴、真夏のような蒸し暑さ。
長袖のユニフォームを脱いで半袖のポロシャツに着替えました。
スタートラインに立っても眠たそうに耳をかいているハリーを見て
やれやれ困ったなと思いつつ、遅くてもいいから丁寧に走ることに。
しかし、この判断が吉と出たのかも!?
(写真提供:Eddy Dewannemacker)
ハンドラーの心配をよそに
一度走り始めたらハリーは真剣そのもの。
このとおり満面の笑顔でジャンプ!
ウィーブポールの間隔が50cmと普段使っているものより
10cmも狭かったものの幸いハリーは全く気しない様子。
結果はパワー&スピード5位、スタンダード7位。
入賞はなかったけれど全てクリーンランで大満足でした。
2日目
前日、ぐっすり眠れたおかげでハリーの調子は良好。
この日最初の競技はギャンブラー。
甘えん坊のハリーはいつもハンドラーにくっついて走っているため
遠隔操作を競うギャンブラーは決して得意種目ではなかったのですが
ギャンブルで失敗する犬が続出し、なんと2位に入賞して表彰台へ!
この時点でハリーは個人総合2位と発表され
残りの2種目で大きな失敗をしない限り総合入賞が確定しました。
お遊び気分が一気に消え去り勝負に出ることに!
しかし欲を出すと昨年のUSDAA世界大会の二の舞になることは明らか。
「冒険をしないで確実に走る」ことを肝に命じて守りの態勢に。
その他の競技も全てクリーンランで走り終え、
結果はジャンパー5位、スヌーカー7位、バイアスロン5位。
スヌーカーは最高得点でしたが慎重に走りすぎて入賞には至らず。
最高得点の51点を叩き出した犬がなんと7匹もいたのです。
(得点に差がない場合はタイムで順位を決めます。)
しかし、ギャンブラー以外の競技で上位の犬の得点に殆ど差は無く
個人総合2位の座は最後まで守ることができました。
2日目の終わりはバイアスロン(スタンダードアジリティと
ジャンパーの2種目の合計点を競う競技)の表彰もありました。
トイクラス1位はオランダ代表のパピヨン、ローラ。ハンドラーの
ヘンクは身長が2メートル近くもある大男でFCI世界大会や
ヨーロピアンオープンでも優勝経験のある選手です。
小型犬をハンドルするのは背の低い選手が多い中、
ヘンクが小さなローラと走る姿は新鮮でとても面白かったです。
2位はこのサイトにハリーのライバルとしてよく登場するベイリー。
3位は同じくアメリカ代表のパピヨン、フィービーでした。
ハリーはバイアスロンでは5位と表彰台まであと1歩の結果でした。
スタンダードアジリティとジャンピングではギャンブラーのように
得点に大きな差が生じないため0.1ポイントを争う戦いとなりました。
3日目
お天気の日曜日ということもあって大勢の観客で賑わいました。
テレビ局や新聞社からも取材に来ていました。
IFCS世界大会の模様はオランダ国内ではテレビ放映されました。
さて、この日の競技は国別対抗の団体戦のみ。
前日、コーチが団体戦に出場する選手を発表したときに
ハリーの名前はありませんでしたが朝になって急遽出場が決定。
ボーダーコリーのスミレと飛華、ハリーの3匹のチームとなりました。
団体戦でもハリーはスタンダード、ジャンパーともにクリーンでした。
リレーを含めた3匹の合計点数の順位は15位。
最終日まで走ることができて楽しかったです。
チームを組んでくれたスミレと飛華、本当にありがとう。
表彰式
まず団体の表彰があり続いて個人総合の表彰がありました。
団体はアメリカが2位のロシアとわずか3.5ポイント差で優勝。
ロシアに続いてイギリス、オランダ、ベルギー、カナダがかなりの
僅差で後を追いかけました。
大きなトロフィーを手にしたアメリカ代表チーム。
国歌が流れた後、写真撮影のためにポーズをとる姿が誇らしげです。
トイクラス(12インチ)個人総合優勝はアメリカ代表のパピヨン、
フィービー。フィービーは昨年のUSDAA世界大会とAKCナショナル
で優勝した有名な犬でFCI国際アジリティ大会の常連でもあります。
2位がハリー。3位はロシア代表のスピッツ、エルファニアでした。
IFCS世界大会は雑種犬も出場できることで知られていますが、実際に
雑種犬が表彰台に上ったのはハリーがIFCS史上初の快挙だそうです。
大きな犬のクラスの表彰ではボーダーコリーが目立ちました。
アメリカ、カナダ、イギリス、ロシアがマクシクラス(26インチ)
でもミディクラス(22インチ)でも表彰台をほぼ独占していました。
写真はマクシクラスの個人総合の表彰の様子。
1位はイギリス代表のボーダーコリー、ストーム。
ストームとハンドラーのスチュアートがこの大会で一番目立っていました。
スチュアートがスタートからゴールまで大きな声でずっと叫びながら
一生懸命走る様子はまるでアクション映画を見ているかのようでした。
ちょっと真似してみようと思ったのはハリーの主人だけではないはず。
トロフィーとメダル
トロフィーはアジリティ競技の様子を表したブロンズ像。
男性がコリーをハンドリングしているのがギャンブラーのトロフィー。
女性が小さなスパニエルをAフレームに誘導しているのが個人総合のもの。
メダルはそれほど厚みが無いのにドッシリと首に重たくぶら下がりました。
2年半前、捨て犬だったハリーをもらってきて迷いながらも訓練を続け
ここにたどり着くまで長いようで短かったように感じました。
日本代表チーム
日本代表はオプデス(日本のアジリティ団体)主催の選考会を勝ち
抜いてきた精鋭ばかり。とても真面目に練習をする選手たちでした。
帰国前、通訳をしたお礼にと言って、
オレンジ色の首輪とリードをハリーにプレゼントしてくれました。
日本チームのみなさんお世話になりました。
最終日の団体戦にまで出させてもらって本当に感謝しています。
またどこかの大会で会いましょう!
(写真提供:小西晋)
ハリーのオランダ犬聞録はこちら。
大会前に短い観光もしてきました。
アムステルダムではレンブラントを鑑賞して芸術のお勉強。
キューケンホフでは満開のチューリップを楽しんできました。
スイス旅行のおまけつきです。
是非ご覧ください。

2006年IFCS世界大会関連情報
http://www.fhn.nl/default.asp?tekstid=2093&menu=2048&button=1(大会公式サイト)
http://usdaa.com/article.cfm?newsID=213(1日目:コースマップ、結果、総評、画像)
http://usdaa.com/article.cfm?newsID=216(2日目:コースマップ、結果、総評、画像)
http://usdaa.com/article.cfm?newsID=217(3日目:コースマップ、結果、総評、画像)
http://www.doezeninaction.info/pages%202006/WAC2006.html(映像)
http://www.heyda.eu(画像)
http://www.opdes.jp/whatsnew/060511_2.html(日本代表チームの写真)

ヨーロッパ遠征の費用と準備について
ハリーの主人はオプデスおよびオプデスのスポンサーから一切の遠征費を頂きませんでした。ハリーとハリーの家族の渡航費と宿泊費の一部は、スイスのノバルティス (Novartis Pharma AG) から支払われました。また、遠征準備にはアメリカ代表の選考および引率の責任者であるUSDAAのジャネット・ゴントさんに大変お世話になりました。

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