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ヨーロピアン・オープンについて
ヨーロピアン・オープンは血統書の有無にかかわらず全ての犬が
参加できるFCI公認のアジリティ世界大会です。代表選考はFCIに
帰属する団体もしくはそれに近い関係の団体、つまり大抵の場合は
各国ケンネルクラブが行うことになります。そして代表選考を行う
ケンネルクラブは『必ず』純血種と雑種を全く同じ条件で選考会に
招かなくてはなりません。また大会名称に「ヨーロピアン」と
ありますが、ヨーロッパ圏外からの参加も奨励されており
アメリカ、アフリカ、アジアのFCIに帰属する団体も大会規定に
基づいた選考を行うことで代表チームを送ることができます。
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ヨーロピアン・オープンは大規模な大会であるため、屋外で開催
されます。地面は芝生であることが多いのですが今年は砂でした。
また開催時期は多くの国が夏休みに入る7月下旬もしくは8月上旬
です。これは仕事や勉強に忙しい選手にとってはとても助かります。
ヨーロピアン・オープンの成立ちについては当サイト内の
各国アジリティ事情:スイス(ヨーロッパ)もご参照ください。
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ホテルかキャンプか
会場内には湖に面したキャンプ場があり、選手の多くはテントや
キャンピングカーに泊まっていました。リングのすぐそばにある
のが便利でしたが、日が暮れても暑いのにみんな参ってました。
会場から少し離れたところには大きなホテルが沢山ありましたが
スイスの代表選考会は他の国に比べてとても遅かったので
代表に決まったときはどのホテルも満室となっていました。
けれどもハリーの家族は運良く会場のすぐそばにある小さな宿に
部屋がとれました。宿の主人はイタリア語しか話せないため
外国からの選手がうまく予約をとれずにいたようです。
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1日目:獣医診察とオープニングセレモニー
1日目は朝11時から夕方6時まで各国選手団の
レジストレーションと獣医の診察がありました。
その後、6時半から開会式が始まりました。
式は昨年のFCIアジリティ世界大会の時と同様に
各国選手団の入場行進で始まり、FCIアジリティコミッション会長
であるジャンポール・プティディディア氏が大会の開会を宣言し
ヨーロピアンオープンの旗が掲げられて終わりました。
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2日目:個人戦
個人戦はアジリティとジャンピングの2種目の合計点を競います。
ブリーフィングは朝8時に始まるはずでしたが、ここはイタリア。
8時頃になってスタッフが到着しコースを作り始めていました。
しかも20分後に始まると放送されれば1時間後に始まる始末。
ハリーは出走順が最初の方だったので、ハリーの主人は
いつブリーフィングが始まるのか気が気でなく、炎天下の中、
いつかいつかと待っている間に熱中症になってしまいました。
突然、頭がクラクラして地面にへたり込むまで、自分の手足が
痙攣していることに気づきませんでした。
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暑さ対策が大切
もっと水を飲まなくてはいけないことは分かっていたのですが、
リング脇のトイレの前には長蛇の列ができていたため
出走順が早かったハリーの主人は
「今、水を大量に飲んだら出番直前にトイレに行きたくなるかも」
と心配して水分摂取をおこたっていたのです。反省、、、
もちろん犬のことは気にして、頻繁に水を飲ませたり
リング脇の湖で泳がせたりしていたのでハリーは大丈夫でした。
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競技開始
その後、無事に、、、ではなかったけれど、ブリーフィングに参加し
午前中のアジリティはクリーンランで終えることができました。
しかし、暑さのさらに増した午後のジャンピングでは簡単な所で
コースからはずれ失格となり順位もつきませんでした。でも
悔しくはありませんでした。ハリーもハリーの主人もクタクタでした。
太陽に照りつけられたコラプストトンネルの布は非常に熱く、
毛の少ない犬の中には通り抜けるのを嫌がって失格になっているケース
が時々見られました。朝はちゃんとユニフォームを着ていた選手たちも
昼過ぎには水着やビキニにゼッケンをつけただけで走っていました。
この日、全競技が終わったのは深夜12時近くだったそうです。
(ハリーの主人は調子が悪く、出番を終えたらホテルに戻りました。)
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3日目:団体戦
団体戦は1チーム3匹でアジリティとジャンピングの2種目の合計点数
を競います。この日のハリーの出走順は幸運にも最後の最後だったので
時間どおりに始まらないブリーフィングにヤキモキすることもなく
リング脇の湖畔にテントを張って中で横になり、大量の水を飲み、
行きたくなくても行ける時に頻繁にトイレに足を運びました。
これが良かったのでしょう、この日、ハリーは2種目ともクリーンラン
で走り終え、スイスチームに貢献することはできました。
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これがイタリア!
その後もスケジュールは大幅に遅れ、残念ながら閉会式まで会場に
いることができなかったので、大会の報告はこれでおしまいです。
イタリアの暑さと大らかさにすっかり調子を狂わされた今年の
ヨーロピアン・オープンでしたが、とても良い思い出となりました。
何事も時間どおりに始まらないのには困惑しましたが、イタリアの人は
とても陽気で親切でしかも実は働き者です。一旦、競技が開始すれば
熱心にリングの整備をしていました。毎年、開催国によって大会の
雰囲気が変わるのも面白いものです。
2008年ヨーロピアンオープンはドイツで開催される見通しです。
なお、今回のハリーのイタリア犬聞録はこちら。
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