クリッカーを使ってもっと高度なことを教えよう
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クリッカーを使えば、トイレのお知らせなど日常生活の中で覚えてくれると便利なことから、でんぐり返しやお辞儀など来客があったときに披露すると喜ばれる芸、フリスビーのようなスポーツの技まで様々なことを「効率的」に教えることができます。ここではハリーがクリッカーで覚えた芸や技の訓練手順を紹介していきます。クリッカーがはじめての人はまずクリッカー・トレーニング(基礎編)をご覧ください。
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用語の説明:「クリック」はクリッカーを鳴らすこと。「トリート」は褒美をやること。
ロールオーバー(横向きでんぐりがえし)
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1)犬を地面に伏せさせる。
2)右手にビスケット、左手にクリッカーを持つ。
3)ビスケットを犬の鼻先につけ円を描くように回しながら横向きに転がるようしむける。
4)体の側面が地面についたらその勢いを消さないよう左手で手助けをしながら一回転させる。
5)回転して四つ足が全て地面の上に戻った瞬間にクリック&トリート。
6)犬がひとりで一回転できるようになるまで何度も繰り返す。
7)一方向ができるようになったら反対方向も練習。
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成功のコツ:地面に伏せた状態で回転する方向と反対側に後ろ足を横にずらし、
タンッと勢いよく地面を蹴った勢いで回転するということを犬が理解するまでが勝負です。
写真ではハリーが横にずらした右後ろ足で地面を蹴飛ばしている様子が分かります。
フリスビーをキャッチする
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1)犬の目の前でフリスビーをパタパタちらつかせる。
2)犬がフリスビーに触ったらクリック&トリート。3回繰り返す。
3)タイヤを転がすようにフリスビーを縦に地面を回転させる。
4)犬が追いかけてキャッチしたらクリック&トリート。3回繰り返す。
写真:縦に転がしたフリスビーをキャッチする様子。
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5)犬の目の前にフリスビーをふんわり投げる。
6)犬が飛び上がってキャッチしたらクリック&トリート。3回繰り返す。
7)上手くなってきたら徐々に投げる距離をのばしていく。
写真:地面から50センチ程の高さに投げたフリスビーをキャッチする様子。
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フリスビーの選び方:写真では合成樹脂製の競技用フリスビー(小型犬用)を使っていますが
競技用フリスビーはキャッチする時に口内に硬いものが当たる感じを嫌う犬が多いので
遊びとして楽しむだけであればナイロン製の柔らかいフリスビーを選ぶのが良いでしょう。
スケートボードに乗る
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1)地面に置かれたスケートボード(以下ボード)を犬が触ったらクリック&トリート。3回繰り返す。
2)えさでつりながら犬がボードの上に4つ足を載せたらクリック&トリート。
3)犬が少々ボードを動かしたくらいでは降りてこなくなるまで何度も繰り返す。
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4)ボードを緩やかな斜面(そっと置けばボードが静止する程度)に置き、手でゆっくり転がす。
5)最初はえさでつりながら動いているボードに犬が追いかけて乗れたらクリック&トリート。
6)頭を低くして乗るとボードが勢い良く走ることを理解するまで続ける。
注:犬が怖がるようなら手順2)に戻り数回繰り返してから再び4)に進む。
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7)今度はボードを静止させた状態で緩やかな斜面に置く。
8)勢いよく飛び乗ってボードが走り出したらクリック&トリート。
9)ボードが走っている状態で犬が乗っている時間を徐々にのばす。
10)写真のように体重移動をすればボードが曲がったり減速したりすることを理解するまで何度も繰り返す。
注:犬が怖がるようなら手順4)に戻り数回繰り返してから再び9)に進む。
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スケートボードの選び方:ボードは犬の体重より軽いものを選びましょう。
当初、ハリーは長さ40センチの子供用木製ボードで練習していましたが、
重たすぎて転がすのが難しかったため軽いプラスチック製ボードに乗り換えました。
プラスチック製ボードはスポーツ用品店ではなくおもちゃ屋さんに売っています。
泳ぎを好きにする
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1)川岸から2メートル位の所まで犬を抱きかかえて行く。
2)ゆっくりと犬を水につけて手を離す。
3)犬は一目散で岸まで泳ぐ。
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4)犬が岸に着いた瞬間、クリッカー&トリート。
5)この時点ではいつものビスケットを小さくした物しか与えない。
6)徐々に川岸からの距離を伸ばしながら3回程繰り返す。
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7)犬を岸に待たせて、川岸から2メートル位の所へ行く。
8)大きなローストビーフの塊をちらつかせながら犬を呼ぶ。
9)犬が自分から水に飛び込んだ瞬間にクリックし大きな声で褒め続ける。
10)犬が手の届く所まで来たら大喜びをしながら抱きかかえてやり
小さくちぎったローストビーフを30秒にわたって与え続ける。
11)徐々に泳ぐ距離を伸ばしながら繰り返す。
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タイトルを「泳ぐ」ではなく「泳ぎを好きにする」にした理由:
それは水に放り込んだら泳がずに沈んだ犬を見たことがないからです。
健康な犬であればまず間違いなく本能的に泳ぐものと思われます。
泳ぐのが上手か下手かは別として。
参考文献
- Alexander, Melissa C. Click for Joy!: Questions and Answers from Clicker Trainers and Their Dogs. Sunshine Books, 2003
- Bloeme, Peter. Frisbee Dogs: How to Raise, Train and Compete. Sky Houndz; 2nd edition, 1994
- Pryor, Karen. Don't Shoot the Dog!: The New Art of Teaching and Training. Bantam, 1999
- Tillman, Peggy. Clicking With Your Dog: Step-By-Step in Pictures. Sunshine Books, 2000
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